コンタクトレンズが引き起こす病気に注意!

コンタクトレンズは不適切に使用すると眼の病気を引き起こすことがあります。その一つが巨大乳頭結膜炎と呼ばれるものです。これは、洗浄や保存が不適切で細菌に汚染されたようなコンタクトを使うことで起こるもので、結膜に細菌感染による炎症が起きます。結膜とは要はまぶたの裏側と考えてください。眼を閉じたときにコンタクトに接するまぶたの裏側の部分です。コンタクトの表面に細菌が付着していると、まばたきをした際などにそこから結膜に細菌が感染し、炎症を起こすことになってしまいます。

コンタクトをしているときは時々まぶたの裏側を自分で鏡で確認するなどして炎症を起こしていないか確認するようにしましょう。防ぐための方策は当然ながらコンタクトの洗浄や保存を適切に行うことです。指示されているとおりに洗浄や保存を行いましょう。

また、使用期限を守って使用する必要もあります。コンタクトはどうしても手で触りますし、眼に装着しているときでも外界にさらされていますのでどうしても細菌やカビなどが付着、繁殖しやすくなります。洗浄液や保存液についても、後で眼に直接装着することを考えれば人にもダメージを及ぼすような強力な殺菌剤を使うわけにはいきません。使用するにはどうしても期限が生じるのです。